複合滅菌ガス発生装置「バイオベクター」は、核酸分解能99.99%を実現。

株式会社シーライブ

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認定製品・技術
気相式の遺伝子(核酸:DNA/RNA)分解技術による滅菌ガス発生器及び装置Biovector®(バイオベクター®)
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シーライブは1989年の創業のベンチャー企業。電子回路設計の技術を元に、ビデオデッキ生産ラインなど各種生産ラインの自動・省力化などに携わってきた。その電子回路設計技術は、高度な技術が求められる宇宙分野にも採用。観測衛星に搭載される電子回路基板を手がけるなど、その技術力は高い評価を得ている。

一方、自社製品として2008年頃に九州大学医学部と共同開発を始めたのは、滅菌ガス発生装置「バイオベクター®」だ。気化させたメタノールを触媒に通すことで滅菌効果のある複合バイオガスを発生させる仕組み。「一般的に流通するメタノールが原料なので、ランニングコストが安い」(鈴木康士社長)上に、複合バイオガスのため殺菌対象構造物の内部まで浸透するため、核酸分解能99.99%というDNAレベルの除染が可能。また通常の滅菌装置は、ホルマリンや過酢酸などのミストを用いて殺菌するため、その場で水に弱い電子機器を使用できないという欠点があったが、同装置ではこうした電子機器を使用できることが最大の特徴。可動式の上に、機器に養生を施す必要がないため、簡単に任意の場所で無菌室を設置することもできる。

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現在「学術的に滅菌効果を証明して、安全を担保しないといけない」と、さまざまなウイルスを対象に実証実験を行っている。そのためにもスポンサー企業の獲得や、第三者として評価できる研究機関との連携を強化していく方針だ。

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今後は工業・農業用途での市場開拓を目指していく計画。工業用途では、リサイクルや介護用品といった製造過程で滅菌処理が必要な生産ラインに組み込むなど「基本的には技術供与していく」方針。農業用途では、九州大学農学部などとコンソーシアムを形成し、種鶏卵の滅菌処理に利用することを目指している。「実証データを蓄積し、早期に安全性を証明したい」としており、鶏舎全体を滅菌状態にすれば鳥インフルエンザなどの危機管理対策としての応用も期待できる。こうした実績を積み重ね、最終的には最先端医療を支えるインフラとしての活用を目指す方針だ。

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また同社では、無電源で温度と湿度を長時間一定に保つことができる透湿防水素材を使った輸送技術の開発を進めている。同社ではナノファイバーが主原料の透湿防水素材を開発。水は通さないが気体を通すという特性から、主に細胞培養時の加湿用途に利用されている。同社では、この技術を食品輸送に応用することを目指している。「一定温度で湿度を提供できるため、生鮮野菜などの輸送に適している」と、早期の事業化に向けて注力していく。

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