難削材の精密加工を極め、自社製品の開発にもチャレンジ。

株式会社コスにじゅういち

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〒792-0016 愛媛県新居浜市港町2番25号

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認定製品・技術
アルミニウムターゲット加工、薄肉加工
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コスにじゅういちの前身近藤鉄工所(新居浜市)は、1948年に住友重機械工業の協力会社として創業。55年に住友化学菊本製造所のアルミニウム機械加工指定業者となると、94年に住友グループ協力会社の三星電機製作所と合併して現社名となった。

同社が得意とするのはアルミニウムの精密加工。創業以来、住友グループの協力会社として厳しい品質要求に応えてきた経験とノウハウが、同社の高度なアルミニウム加工技術の基盤となっており、その技術はアルミニウム以外にもマグネシウムやチタン、ニッケルなど難削材の精密加工にも応用されている。半導体製造装置や医療関連機器などの高精度が要求される部品加工のほか、近年では住友重機械工業からの委託を受けて小惑星探査機「はやぶさ」の部品加工を手がけるなど、その技術力は高い評価を受けている。

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同社の主力事業は、住友化学から受託しているアルミニウムスパッタリングターゲットの製造。スパッタリングターゲットとは、真空チャンバー内へアルゴンガスを注入し、高電圧をかけることによって、任意の金属(ターゲット)を基板の表面に薄膜形成する技術に使用され、家電製品や携帯電話などの半導体ICチップや液晶ディスプレイの配線材料の製造に利用されており、IT技術が急速に発展を続ける昨今では欠かせない技術となっている。

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同社では、アルミニウムの溶解・鋳造から検査、出荷まで一貫生産体制を構築しており、仕様用途に応じた少量ロット、複雑形状の加工にも対応する。近藤基起社長は「金属加工から接合、検査、梱包、データ蓄積まで社内でできるのが我が社の強み」と胸を張る。

また原材料の高純度アルミニウムは非常にやわらかく、粗雑な扱いをするとキズや変色の原因となるため、品質管理に対する取り組みが欠かせない。近藤社長は「品質管理に厳しい半導体製造装置や医療関連部品を手がけてきたことが活かされている」と、これまでに蓄積してきたノウハウの重要性を口にする。

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2011年には「ゼロからモノをつくる体制を作りたかった」と、新規開発室を設置。同室には、機械設計担当者を置き、自社製品の開発に取り組んでいる。また現在、航空宇宙産業向けの品質マネジメントシステム規格JIS-Q9100の取得を目指しており、「航空・宇宙産業の受注拡大に向けて体制を強化していきたい」としている。

アルミニウムスパッタリングターゲットの生産技術を活かした新事業にも着手。抵抗率の低い銅や機能性を付与するシリコンなどアルミニウム以外を材料としたスパッタリングターゲットを自社製品として製品化し、販路の開拓を進めている。

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